メンズカットでお店選びやヘアスタイル選びに困る事はないですか?
私は美容師歴18年以上の美容師です。
今まで数多くの男性のカットをしてきました。
今でも年間で2000人以上は担当させて頂いています。
男性のお客様が悩んでいる内容でこのようなものがあります。
- 男性は理容室にいくのが一般的なのか?それとも美容室なのか?
- 男性はどれくらいのペースで髪を切るの?
- ヘアスタイルを決められない、頼み方がわからない
結論からいえば、男性だから美容室、理容室と決める必要はありません。
どんなヘアスタイルにするかによって決めるのがベストです。
来店の周期は一ヶ月前後のペースで切るのがスタイルをキープできる期間です。
要望の伝え方にも言葉を知っているととても伝えやすくなるのでこの記事で紹介していきます。
- 美容室か理容室を選ぶ時のポイント
- ヘアスタイルをキープする為の来店周期
- メンズカットで覚えておきたいワード
美容室や理容室に行ったときにヘアスタイルの要望を伝えやすくなるので、やりたいスタイルを再現してもらいやすくなります。
髪を切りにいくのが楽しみになり、利用しやすくもなるので是非読んでみてください。
メンズカットは美容室?理容室?
メンズカットは美容室にいくべきか、理容室にいくべきかをお答えします。
結論からいうと、髭剃りを希望する方や肌が見えるくらいの刈り上げスタイルを希望する方は理容室にいく事を勧めます。
美容室にいく事を勧めるのはカッチリとした印象のスタイルにしたくない方です。
長さがある程度あって、柔らかい印象のスタイルが好みであれば美容室の方がお勧めです。
- 髭剃りは美容室ではできない
- 刈り上げやバリカンは理容室の方が上手い
- 刈り上げのスタイルバリエーションは理容室の方が広い
- 柔らかい印象のヘアスタイルでは美容室の切り方の方が合っている
- 長さを残したデザイン性のあるスタイルは美容室が向いている
理容室の強み
美容室でバリカンを指導しているお店は意外と少ないです。
美容室でカットを学ぶ過程で刈り上げやバリカンを使った技術の優先度は高くありません。
理容室ではバリカンを使う事や刈り上げるニーズが圧倒的に高いので必ず必要になる技術です。
その為、仕上がりもバリカンやハサミを使って刈るスタイルは理容師さんの方が技術が高いです。
メンズスタイルのバリエーションも理容室の方が広く選べます。
美容師で知らない人が多いヘアスタイルを紹介します。
角刈り、小松刈り、震災刈り、GIカット などは美容師さんが聞きなれないですし頼まれても対応できない方が多いのでこのヘアスタイルを希望する方は理容室に行く事を強くオススメします。
美容室の強み
美容師さんは短く切ってカッチリ決めるスタイルではなく長さを残したデザインのスタイルが得意です。
毛先に遊びができるような質感を作る技術や全体を柔らかい印象にするスタイルなどです。
技術的な事を言えば、毛量を減らしたり、動きがでるようにカットする梳き方などのバリエーションが広いのが美容師の技術の特徴です。
カットした切り口をあまり出さないようにして自然に仕上げていきます。
ハサミを縦に入れたチョップカットやスライドをさせながら切っていく印象がある方もいると思いますが、それがまさに柔らかな印象をつくる技術です。
男らしくカッチリしたスタイルが好みでしたら、理容室
柔らかく遊びがある印象のスタイルが好みであれば美容室を選ぶと良いと思います。
美容室にくる男性の割合は
美容室にくる男性の割合は女性と比べると4〜5割くらいです。
なので、男女比率はあまりかわりません。
※お店のメニューやコンセプトによってはお客様の男女比率は違います。
一昔前では
男性=理容室
女性=美容室
のイメージが強くありました。
その時代では男性はほとんど理容室へいっていました。
今でも名残りはあり、美容室にいくことに抵抗のある男性は少なくないです。
ですが、時代も変わり今では美容室でも男性も利用するようになっています。
美容室を利用することに抵抗のある方は気にせずに利用してほしいです。
特に仕事のない土日祝は男性の割合は多くなりやすいので美容室に抵抗のある男性でも利用しやすいと思います。
メンズカットの来店周期
メンズカットの来店周期のオススメは約一か月です。
来店の頻度はお客様によって違うので、実際のところは2週間〜3か月と人それぞれです。
人と会う機会が多いビジネスをされている方は来店周期も早く、一か月以内でカットしています。
- スタイリングしにくくなる
- 毛量が増えて清潔感が薄れる
- 希望していたスタイルの維持ができない
などがあげられます。
身だしなみを整えておくメリットとして、見た目の印象は55%の視覚情報から決まると言われています。
ヘアスタイルが伸びっぱなしに見えないようにしておくのも、dさいいち相手に好印象をもってもらう、清潔感が出せるように一か月前後の周期で髪型を切るといいでしょう。
メンズカットの基本スタイル
メンズカットの要望を伝えるにあたり、覚えておくと便利な言葉を紹介します。
覚えておくとカウンセリングの時に役立ちます。
刈り上げ
15mm以下の長さで短くすることを刈り上げといいます。
15mm以下のスタイルは基本バリカンを使いますが長さの調整は1mm程度まで可能です。
ハサミで刈り上げる事は可能ですが、手のブレでガタガタになってしまうこともあるので、バリカンを使う方がオススメです。
ツーブロック
ツーブロックのスタイルは刈り上げの箇所と長さを残してある箇所のブロックがあるのが特徴です。
刈り上げる箇所は基本的にはバックの襟足の部分やもみあげからこめかみの高さまでのサイドに入れるのが一般的です。
ソフトモヒカン
サイドとバックを高い位置まで刈り上げ、トップが一番長くなるように繋げるスタイル。
頭頂部を頂点とした三角形のような形に仕上がる
フェード
3mm以下の刈り上げから徐々に長くなっていくグラデーションスタイル
ソフトモヒカンとの違いは3mm以下で刈り上げる点です。
短く刈り上げる事によって肌の露出がおおくなり刈りあがっている面の濃淡がハッキリとした仕上がりになる
メンズカットを男性と女性のどちらに担当してもらうと良いですか?
メンズカットは男性にお願いした方がいいですか?
質問や相談を受けることが意外とあります。
答えはスタイルの好みによります。
個人的な意見になってしまいますが。
女性の目線でスタイルを作ってもらうと女性の受けがいいヘアスタイルになりやすく。
柔らかい印象のスタイルに仕上がります。
男性同士ではカチッとして男らしいスタイルになりやすく。
日常生活における悩みは理解してもらいやすいです。
例えば髪の量をなるべく減らしてほしいなどの加減は男性同士でないと遠慮してしまうものです。
私は男性ですが、女性の髪を切るときにどの程度まで切っていいのかをかなり慎重に確認します。
女性が男性に対しても同じことが言えるはずです。
同性である方が、共感してもらいやすいこともあると思うので、日常生活における髪の悩みなどあれば男性であれば男性に相談してみると良いと思います。
それに、担当が異性だと緊張してしまう方もいらっしゃると思うので、その方は同性の方を指名されるといいと思いますよ!
まとめ
メンズカットをするときに美容室や理容室のどちらに行こうか、男性の担当者か女性の担当者かは好みのヘアスタイルに合わせて選ぶのがオススメです。
カチッとした男性のスタイルが好みであれば、美容室で男性の担当者や理容室を選ぶと良いです。
バリカンを使った技術は理容師の方が上手いので、かなり短髪のスタイルであれば理容室はかなりオススメです。
柔かい印象の遊びのあるスタイルでは美容室でカットしてもらう。
全体的に長さはあって、束間を出して動きをつけるようなスタイルは美容師が得意です。
自分の好みや、短いスタイルが似合わないと感じる方は美容室に来店してみてください。
担当は異性で緊張してしまう方は男性の美容師さん一択で女性からの印象がよいスタイルを希望なら、ぜひ女性に担当してもらうと良いと思いますよ
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