【なぜ美容師は辞める人が多いのか?】転職する前に武器をもて

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美容師を辞める人、転職を希望する人が多いと聞いたことはないでしょうか?

そうなんです、美容師は国家資格でありながらも辞めていってしまう人が多い職業なんです。

美容師の資格を取得するために専門学校に通って合格をもらっても、働き始めてわずか3年の間に残るのは20%ほどしかいないと言われています。

この記事を読んで下さっているあなたは、美容師として今続けるべきなのかを迷っている方かもしれません。

または、知り合いから美容師の悩みを聞いて美容師になる事に不安に感じている方かもしれません。

美容師として人生を歩んで未来は明るいのか?

年を重ねても美容師を続けていく事ができるのだろうか?

いろいろ考えてしまうことはあると思います。

この記事では多くの美容師が抱える悩みとは何か。

悩みを解決して働き続ける為の提案までしていきたいと思います。

自己紹介

私は美容歴18年の現役の美容師です。

大きな会社でマネジメント、教育、採用等、店舗管理などを中心に仕事をしています。

多くの美容師と関わってきたので、有益な情報を発信ができると思います。

この記事でわかる事
  • 美容師の過酷な労働環境
  • 退職・転職後の美容師
  • 美容師の今後の働き方

今まで私が関わってきた美容師さんが仕事で何に悩み、美容師を続ける事ができなかったのかがこの記事でわかります。

転職で悩まれている美容師さんは、この記事を通して、これからの未来を決めるための参考になればと思っております。

目次

仕事にやりがいや価値を感じられない美容師

美容師さんはとても離職することが多い業種だと言われています。

美容師・理容師の平均勤続年数は5〜6年。

これは全産業の約12年に比べ半分以下の期間です。

ほかの職業と比べても離職の多い仕事であることがわかります。

離職率でみると、1年で50%、3年で80%、10年になると90%を超えるそうです。

なぜ、このような状況にあるのか。

原因は給与が低く、労働時間が長いことです。

休日なども少ないと人では月に4〜6日程度になります。

それでも、努力していれば給与も増えて時間も作れるようになってくれるはずだと信じて頑張って数年頑張ってみたけどプライベートの時間も増えずに収入も変わらなかった。

結果的に今よりいい条件を求めて別の美容室へ転職。

そのあとも、求めていた結果を得られずに転職。

最終的には美容師の仕事を諦めてしまう人も多いです。

楽しさややりがいを感じていた人でも、やはり何年も代り映えのない仕事をしていると飽きてきてしまいます。

どうにかモチベーションを下げないように、コンテストへの参加やトレンドを取り入れながら新しい事にチャレンジしてみるなどの工夫をしていますが、それも長くはもちません。

仕事へのやる気を失うと時間の合間に求人誌を眺めるようになっていきます。

美容師の過酷な労働環境と退職理由

美容師が転職を考えさせられてしまう理由は過酷な労働環境です。

  • 給与が低くなかなか収入が増えない
  • 上下関係が厳しく、人間関係が嫌になってしまう
  • 労働時間が長く、プライベートの時間が作れない
  • ずっと美容師を続けていけるか体力と健康に不安を感じている

このような悩みを抱え続けているのが美容師の労働環境です。

給与

給与は手取りで15万円~25万円

平均的な美容師の年収は300万から350万くらいになります。

20年くらい続けていてもほとんど変わりません。

有名なスタイリストになることができれば年収1000万円以上稼ぐ人もいるそうですが、ほんの一握り。

収入に執着しない人であればこの収入でも満足している人もいます。

ですが家族を持ったり、生活水準を上げようと思うと給与がもっと欲しいと感じてしまいます。

何年も収入が低いままで変わらなければ、成長を感じられずに目標や達成感を得られずにストレスに繋がることもあります。

他の業種とも比べても低い水準であるので長く続けている人ほど、変わらない状況に不満を感じるようになります。

人間関係

人間関係によるストレスを抱える人はとても多いです。

店長や先輩からの強い当たりによってストレスを抱えてしまう。

立場の近い人間であっても、もめ事があると狭い空間の中で生活するのに息がつまる。

無理難題をいってくるお客様の対応が怖くなってしまう。

今でも、自分の育ってきた過酷な環境を後輩に押し付けている上司はいます。

先輩の言う事は絶対といった風潮が残っていて、よく使われるセリフは『自分の時代は・・・』といったありきたりな言葉です。

この環境ではアシスタントやジュニアスタイリストなどの立場の低い美容師への負担がとても大きくなります。

意見の合わない美容師と揉めると同じ空間で生活をしているので、とても気まずい雰囲気になります。

それに耐えられなくなると、転職や退職を考えだします。

当人でなくても、周囲の人も気を遣う事に疲れて辞めたいなと感じてしまいます。

お客様からのクレームを直接受ける事もたくさんあります。

その中には理不尽に感じてしまう内容も少なくありません。

何度も受けてしまうと、接客業が嫌になってしまい。

人と関わる事が嫌になってしまうこともあり退職の道を選んでしまいます。

労働時間

労働時間は多くのお店は10時〜始まって、20時や21時に終わる。

営業後には練習や教育をする為の時間に一日2時間は営業時間とは別にとられます。

帰宅も終電近くになり夜中の1時〜2時に寝ている人が多く、一日の睡眠時間は6時間前後です。

休憩時間は一日に20分〜30分ほどでお昼だけを急いで食べています。

忙しい土日や祝日などは休みがとれないか、夕方になってからお昼を食べる事もよくありました。

休憩をとれている感覚はなく、睡眠も十分にとれていませんでした。

体力不安、健康不安

体力面や健康面を不安視する声は多くあります。

50歳を超えてからでもついていけるのかどうかが心配になります。

年齢とともに腱鞘炎、肩や腰を悪くしてしまいます。

休みながらでなくては続けられない状態になってくると、より将来への不安になっていきます。

長時間働いた後の疲労感なども若い時に比べ増えていきます。

基本的には終日、立っている仕事なので年齢を重ねるにつれて辛いと感じるようになります。

高齢の方が自営業で一人でやっているのをメディアなどでよく見かけますが、バリバリ一日に数十人のお客様に対応するのは難しくなっていきます。

美容師のこれからの生き方

ここまでで美容師の労働環境と退職の理由をお伝えしてきました。

給与・人間関係・労働時間・体力不安の改善は今後の美容師にとって大きな課題になります。

現状では自由に働ける環境を求める美容師が増えています。

面貸しを利用して、働く時間を自分でコントロールできるようにするやり方です。

面貸しとは場所だけを借りて、美容室と同じサービスを個人で行えるものです。

先輩や上司がおらず、働く時間もお客様と自分次第なので拘束されることは少なくなります。

社員として美容師を採用していきたい美容室としては雇える人材が減り、今までよりも売り上げを上げることが難しくなります。

会社で働くメリットを実感できなければ、この先も美容師は個人で働くことを選ぶ人が増えていきます。

ですが、個人で働くことにもデメリットはあります。

社会保険に加入できない・収入が安定しない・集客を個人でしなくてはいけないなどです。

そのため個人で働く事に不安を感じている美容師は収入が少なくても、労働環境が多少悪くても会社で働く事を選びます。

どちらで働くほうがいいのかは個人の性格や環境によって変わるため、判断するのは難しいです。

ここからは私の提案になります。

個人で美容師を続けること、会社勤めで美容師を続けることにはいい面がありましたが、デメリットもありました。

そのためマルチに働く美容師になる事を強くオススメしています。

美容師としてだけでなく別のスキルを身に付けて働く方法です。

今では副業などが多くあります。

動画編集や、ブログ(この記事もそうです)、せどり、ハンドメイドなどの経験がなくても始めやすい仕事が増えてきています。

経験を積めば、本業の美容師と同じくらいの収入にもなります。

副業の収入を増やしながら、本業とのバランスをとる事で収入の不安、体力の不安などの解消ができるはずです。

収入が低い分は副業で補うことができます。

副業の内容によっては、人と直接関わる機会が少なくなるのでストレスを軽減できます。

副業での収入で労働時間や、体力をコントロールできるようになります。

これからの長い人生で、自分の生活を守りながら豊かになる為に、前向きに考えて欲しいと思い提案させて頂きました。

美容師でありながら、美容師に捕らわれない自由な生き方もこれからの時代で考えてみてほしいと思います。

その他の転職・退職理由(里帰り、結婚や出産)

それ以外の退職理由も少しだけ紹介します。

ここで、労働環境に対する不満以外での退職理由になります。

まずは、都内に上京してきた方の里帰りです。

実家の家を継ぐ人や地元で開業する人も少なくありません。

里帰りに限らず、開業をしたいと思っている美容師さんも多くいるので独立の為に、辞めていく人もいます。

女性であれば、結婚や出産などによって環境を変える人もいますので、そのタイミングで辞める人もいます。

その他に考えられるのは、スキルアップの為に環境を変えるケースです。

美容室でも同じようなお客様がくるわけではないので女性が多い、男性が多い、子どもが多い、ご年配が多い。

取り扱っているメニューによっても習得できる技術も違います。

その為、スキルアップをしようと別の環境を求める人も少なくないのです。

【なぜ美容師は辞める人が多いのか?】転職をする理由のまとめ

美容師は離職がとても多い業種です。

他業種よりも勤続年数が低いといわれています。

美容師が辞めてしまう原因
  • 人間関係
  • 給与に対する不満
  • 過酷な労働時間
  • 体力・健康面での不安

どの会社も改善できるように努力していますが、他業種に比べ環境は大きくは変えられていないのが現状です。

労働環境をよくしようと思ったら、会社に頼るだけでなく個人でも努力していかなくてはいけません。

美容師の仕事以外でも収入を得られるようにスキルを増やしてマルチに働く美容師になることが、現実的な保険になると私は考えています。

副業の幅が増え誰でも始めやすくなった時にこそ別の仕事と美容師の本業をかけ合わせるべきです。

自分の生活は自分で守れる手段を見つけましょう。

今までに努力してきた美容師であれば副業を学ぶことは決して難しくないはずです。

美容師なら新しい技術を身に付けなくても、収入を増やして労働時間を減らせるのがカット専門店です。

詳細は下の記事に

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