将来、美容師になりたい!
美容師ってかっこよさそう!
美容師の仕事に憧れる!
でも、美容師の仕事って大変だと反対されてるけど実際はどうなの?
現役の美容師に、美容師になってよかったことや悪かったことを聞いてみたい。
美容師の仕事を反対される理由をリアルに聞きたいと思っている人におすすめの記事です。
また、現在美容師だけど、自分には向いていないのかもと自信を無くしている方にも読んでほしい記事になっています。
自己紹介
私は美容師として18年以上現場に立っています。
この長い経験で多くの悩みを抱えてきました。
管理職の経験から数百人の美容師と関わってきてたくさんの美容師の悩みにも触れてきました。
きっと参考なる情報をお届けできると思います。
- 美容師のお仕事とは
- 働いている美容師が仕事をして実感して良かったこと
- 美容師として働いていて苦しいと感じた悩み
- 美容師が向いている人、向いていない人
美容師の仕事って何?
美容師の仕事とは想像している通り、お客様のヘアスタイルを要望通りに仕上げるのが仕事です。
もしくは、より美しくなるように提案をしながら技術を提供する仕事。
他にも髪についての悩みがあれば解決できる方法を一緒に考える仕事でもあります。
基本はヘアカット、カラー、パーマなどの技術を使って要望を叶えていきます。
ヘアスタイルの技術と知識を活かして最善の方法を選択していくのが美容師です。
それ以外でも美容師の仕事には幅があり。
髪のヘアセットをする仕事や眉のカットをする仕事
頭皮のケアのためのヘッドスパもあります。
まつげエクステも美容師の資格が必要です。
働く環境によって覚える仕事は違いますが、とても幅広く技術を習得できる仕事でもあります。
覚えるまではすごく大変ですが、一度覚えてしまえばずっと身につくものなのでとてもやりがいをもって仕事が出来る職業です。
現役の美容師が感じている、働いていてよかったこと
美容師として長年働いてきている人達から、働いていて良かったと感じた事を聞いてみました。
現役美容師の生の声を紹介していきたいと思います。
直接、感謝を言ってもらえる
お客様と直接触れていく仕事なので、『ありがとう』の言葉を直接頂くことがとても多い。
お客様に満足してもらって、感謝されることはとても気持ちがいいものです。
これは直接体験してみないと実感できないかもしれませんが、多くの美容師がやっていてよかったと思える瞬間です。
責任感を持てる仕事
お客様を担当するということは自分が責任を持って仕事をしなければいけないことになります。
人に頼るのではなく自分の技術と知識で仕事をできるということはとても楽しいものです。
誰かに指示されるのではなく自分の考えを外に発信できることの喜びを持てる仕事だと感じます。
自分の考えを提案できる
お客様のヘアスタイルを良くするためにお客様の話をよく聞いて自分の考えを伝えていかなければいけません。
多くの仕事は責任者でもない限り、自分の考えで仕事を進めていくことは難しいです。
ですが、お客様を担当する美容師は自身が一番の責任者になるわけです。
自分が理想と考える事をお客様と相談して提案する事ができる仕事で、すごくやりがいを持てる仕事です。
技術にこだわりをもつことができる、没頭できる
美容師はお客様と楽しく会話をしているイメージがあると思いますが、会話をせずに仕事に没頭している時間も少なくありません。
仕事の仕方は美容師の性格によります。
会話が好きな人もいれば苦手な人もいます。
会話が苦手な人でも技術に没頭して仕事をすることができます。
技術に集中して仕事をしたい人にもお勧めできる仕事です。
何かを作ることが好き、探求したい人にも、とても楽しい仕事です。
自分の作品を掲載・投稿することで人から認めてもらえる
美容師は自分のスタイルを写真に撮ってホットペッパービューティーや、インスタ、雑誌などに掲載や投稿する機会が多くなります。
自分が発信したスタイルを求めてきてくれるお客様などがいると、とても嬉しいです。
一生懸命にスタイルを作って発信したことを認めてもらえる。
評価してもらえていることを、実感できる機会の多い仕事です。
人に自分の能力を評価してもらいたいと思う人に向いている仕事です。
会話を楽しめる
接客業全般ですが会話が好きな人はとても楽しめる仕事です。
1日に何人ものお客様と接する機会があるので、人によっては1日中お客様との会話を楽しんでいる美容師もいます。
会話などを楽しめると1日があっという間に過ぎるぐらい仕事を楽しくできると思います。
多くのお客様と関わる事で、たくさんの情報ももらえるので、会話が好きな方などにはとてもお勧めです。
現役の美容師が感じている、美容師達の悩み
美容師の仕事をしていると楽しいことばかりではありません。
美容師の方はほとんど共通の悩みを抱えていることが多いです。
これは美容師を辞める方の理由にもよく耳にする内容です。
肉体労働による疲労
一日中立っている仕事で、常に手を動かしている仕事なので体への負担がとても大きいです。
年齢を重ねてくると、より疲労感が増してきます。
手荒れや腱鞘炎、腰痛などに悩まされる人も多く、中にはそれが原因で美容師を辞める人も少なくありません。
休みが少ない
休みは月に6日から8日ほどが平均的です。
土日祝日は基本的にお店が忙しいので休みはとりづらくなります。
ゴールデンウィークや夏休み、正月休みなども全く取れないお店もあります。
年間のお休みは72日から96日となりますので、とても少ないと感じてしまうかもしれません。
働き続けていると、どうしても美容師以外の仕事と比べてしまう機会があります。
人によっては美容師は休みが少ないことで損をしていると感じている方もいます。
給与が安い
給与は初任給は総支給で20万円前後手取りで15万円前後だと思います。
中にはそれよりも、少ないお店があるそうです。
技術を習得してスタイリストになれば多少は良くなりますが、生活に余裕があるように感じている方は少ないです。
平均的な美容師の年収は300万から350万くらいです。
有名なスタイリストになることができれば年収1000万円以上稼ぐことはできる人もいますが、ほんの一握りです。
美容師はお金を稼ごうと思って始めるには、かなり難しい職業です。
給与の面を期待しすぎない方がいいと思います。
接客が怖い
人の目が気になってしまう人には接客が怖いと感じることがあるかもしれません。
優しいお客様だけが担当になるわけではなく、厳しいお客様もいらっしゃいます。
鏡を通してお客様の視線を感じることもよくありますので、人の目をプレッシャーに感じる人には辛いです。
細かい要望などをおっしゃるお客様もいますので、何を言われても前向きに受け取れる強いメンタルを持っていないと苦ストレスを感じるかもしれません。
美容師が向いているタイプ
美容師になって得られた喜びや、美容師になって悩むことを踏まえ。
向いているタイプとそうでないタイプも紹介していきたいと思います。
人と会話が好きな人
人と会話をすることを楽しめる人は美容師に向いています。
お客様と接している時間が自然と長い仕事なので会話をすることが楽しむことができれば、充実して仕事をすることができます。
知らない人とも関われる仕事がしたい、一日中会話をしながら楽しく過ごしたいと思えれば美容師に向いています。
会話を楽しみにしているお客様も多いので、きっとお客様にも喜んでもらえると思います。
ものづくりが好きな人
技術が好きでモノづくりにはまることができる人は美容師に向いています。
技術へのこだわりがあって、研究が好きな人はお客様の信頼関係も得られやすいです。
職人肌の美容師が好きなお客様もたくさんいらっしゃいますので、美容の技術に対するこだわり屋さんは研究も含めて楽しむことができる職業だと思います。
達成感が欲しい人
仕事に対して達成感を得たいと思っている人には、美容師はおすすめです。
一人のお客様に最後まで責任を持って担当します。
それはとても達成感を得られることでもあります。
一客、一客に達成感を実感しながら働く事ができるので、上手くいった時の満足感が高い仕事です。
自分の考えで仕事をしていきたい人
スタイリストになってしまえば上下関係が薄くなる職業です。
お店の方針はありますが、自分が担当するお客様に提供する技術で他の人に意見されることはありません。
自分とお客様で相談しながら決めていく仕事なので、それが店長や上司であってもお客様との相談で叶えたものであれば否定することはできないからです。
自分の考えを提案したり、チャレンジしていきたいと思っている人にも向いている職業だと思います。
美容師が向いてないタイプ
では、向いていないタイプはどんな人でしょうか。
接客が苦手、怖いと感じる
想像している通りかもしれませんが、接客が苦手な人には辛い職業です。
お客様と関わることを何をしても避けることはできませんので、会話が好きな人とは反対に会話が苦手な人にとっては仕事を続けていくのが辛いと感じてしまいます。
仕事よりプライベートを優先したい
休日がとても少ない仕事なのでプライベートの時間は絶対に譲れないと思う人には美容師は難しいと思います。
休みたい日もなかなか選ぶこともできない為、プライベートの時間を割り切れる人や仕事を趣味と捉えることができる人でないとストレスを感じます。
感情的になりやすい人
カウンセリングでお客様との意見が合わないことも多々あります。
お客様の要望が難しくなってくると、 担当したくないと思ってしまう感情が態度に出てしまう人がいます。
そんな人では接客も難しいですし、 雇ってもらえる環境を探すのも難しくなります。
接客をしていて嫌になってしまうこともあるとは思いますが、感情的にならずにいられて自制のコントロールができる人でないと勤まる仕事ではありません。
【美容師になるのは反対?】向いている人とそうでない人 まとめ
これから美容師を目指して行こうと思っている、興味を持っている方の参考になりましたでしょうか。
今、美容師をしていて仕事に自信を持てない人にとっても何かの気づきにつながっていただければ嬉しいと思います。
美容師が向いてるか、向いていないかの話でしたが、そこだけにとらわれなくてもいいとも思います。
最初は向いていないと感じていても、成長してみると意外と向いていたかも!と思っている人もいます。
そんな人が20年は働けている業界なんです。
苦手なことがあっても人は成長していきます。
一概に向いてるか向いてないかで判断せずに続けてみるのもいいと思いますし。
向いていないという理由で好きな事を諦めるのは違うと思います。
一番は自分が後悔しないように美容師の道を目指し、目標をを持って続けていけるかで判断していただければいいんではないかと思っています。
美容師になりたいと強く思ってくれた方は是非、私たちと同じように美容師の世界で一緒に働いてみてほしいです。
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