美容師さんが仕事で悩むことで特に人気の記事を紹介していきます。
自己紹介します。
私は美容歴18年の現役の美容師です。
大きな会社でマネジメント、教育、採用等、店舗管理などを中心に仕事をしています。
長くこの仕事に関わっていると必ず誰もが美容師の仕事に対して感じる不安がかならずあります。
それは美容師を続けるか、辞めるか?
もしくは、美容師は続けるがもっと良い条件の場所をみつけられないか。
美容師なら必ず悩みます。
今まで、この悩みを持たなかった人に出会った事がないくらいです。
美容師の仕事は技術的に応用が効かないので、長く勤めてしまうと別の職業への転職が難しくなると考えています。
外の世界を知らないので不安も大きくなるのも当然です。
そんな美容師さんが抱える悩みで特に注目のある三つを紹介していきます。
美容師から転職しようか悩んでいるあなた
美容師の仕事はなぜ転職が多いのか
美容師の仕事は平均勤続年数が5〜6年といわれています。
他の業種での平均は12年といわれているので、その半分になります。
なぜこんなにも短いのか、これは過酷な労働環境にあるからだと思います。
労働時間に対して、給与とのバランスがとれていないと感じてしまう人がほとんどです。
毎日、頑張って働いているのに給与が上がらない。
生活が楽にならない。
それなのに、体力も少しずつ衰えてきて先が不安になってしまう。
このように考えてしまいます。
実際の美容業界の環境についてお伝えしていきたいと思います。
給与
給与はアシスタントであれば手取りが15〜16万くらいが平均だと言われています。
年収でも200万はいかないくらいでしょう。
それがスタイリストになると年収300万を超えるようになってきます。
美容師のほとんどは役職がついていない人を考えると300万〜400万くらいの年収の方が9割以上を占めるのではないかと思われます。
労働時間
労働時間は10時間〜11時間はありますが、休憩時間を30分ほどしか取れないところも多くあります。
休日の数も月に4〜6日程度のお店もあります。
技術の練習を営業時間外にするところであれば、さらに2時間〜3時間くらいを別の時間が必要になります。
寝て、起きて、仕事して、練習して、寝る。
これが日課になります。
体力不安、精神的な不安
この労働時間から心配になるのが体力的な不安と精神的な不安です。
休日はなるべく休みたいので、出かけてリフレッシュすることも避けてしまう人が多くいます。
少しでも長く寝て、体力の回復をしたいと考えてしまいます。
肉体労働で腱鞘炎や腰を悪くしてしまうようなケースも多いです。
長期で休んでしまうと収入が無くなってしまうので、体を壊してしまっても長く休むことも難しくなります。
美容師の将来の生き方
私も美容師を長くやっていますが、収入と労働時間のバランスをとるのが難しい仕事だと思っています。
キャリアを目指し、ある程度の収入を得ることが現実的に生活を楽にする事になる仕事です。
ですが、それを望まない人もいますし。
全員がそうなれるわけでもありません。
運も大きいのだと思います。
それから美容師が働くのを少しでも楽にしていくために、必要な事は第二の武器を持つことです。
つまり副業です。
お客様が来店していない間があれば、副業をしながら収入の基盤を作っていく方が収入と労働時間のバランスをとりやすくなります。
どちらの収入も得ながら、自分の働ける範囲で美容師を続けていくことがこれからの美容師の生き方ではないかと私は想像しています。
是非、共感される方がいたら前向きに考えてみてほしいと思います。
美容師の給与はどうして安いのか?これから不安なんです
美容師さんはなんで給料が安いの?
美容室の経営にかかる費用をまとめました。
固定費の負担
広告宣伝費
人件費
競合店による低価格競争
固定費
固定費もいくつかありますが、ここでは賃料についてお話します。
立地が良い場所を選ばなければ、お客様はわざわざ足を運んで来てくれる事はありません。
賃料が高い所は人通りも多く目に付きやすいので、経営するにあたって有利になることは間違いありません。
美容室の競争は激しいので、良い場所=賃料が高くなってしまうのは仕方がないことなのかもしれません。
広告宣伝費
多くのお店から選んでもらうには広告費も必要になります。
目につきやすい場所に広告を出そうと思えば、費用も高くなります。
お店選びは今やwebを中心としているのでネットでの露出を高める事も非常に大切な戦略です。
人件費
人件費アシスタントの給与はスタイリストが負担している。
会社を通して給与として支払われるので、スタイリストが払うという感覚はないかもしれません。
ですが、よく考えてみてください。
一人のお客様が施術に支払う金額が5000円だとします。
この金額はスタイリストとアシスタントに分配されなくてはいけません。
どちらも給与として還元するからです。
アシスタントを付けなければ、全額スタイリストの売上として考えることが出来ます。(実際は他の事でも引かれるものですがここでは割愛)
アシスタントがいない美容室はほとんどありませんから、人件費も高くなってくるわけです。
競合店による価格競争
競合店が多いため、自分たちのお店を選んでもらうために価格を下げて対抗します。
これは、お互いに苦しめる結果になりそうですが仕方ないことでもあるかもしれません。
シャンプー・カット・ブローを2000円で提供するお店があります。
この施術を平均30分かかるとすれば、一時間に2人のお客様しかできません。
この働き方は美容師にとって非常に苦しいです。
一日中、休憩を削って働きつづけて休みは月に6日間ほどとれて、利益が出せている状態です。
2000円は極端ですが、近い状況にはなってきているのは確かです。
ほかの仕事とくらべてどうなのかな
美容師の平均年収は約350万円になります。
日本人の平均年収は約430万円になり、平均だけでみれば約80万円ほど低いということになります。
ちなみに、男性だけでみるとより差は大きくなりますが美容師男性の平均年収が約353万円に対して
日本人の男性平均年収は約535万円ほどになります。
その差はなんと約182万円になります。
生活を楽にする方法もいくつかあるがm、転職も視野にいれておく
生活を楽にする方法として
立てNISA
格安シム乗り換え
ふるさと納税
などもあります。
といっても気持ち楽になる程度でもあるので。
本当にやりがいや楽しみを見つけられないのであれば、一度仕事から離れてみるのもありです。
幸いにも美容師の仕事は復帰がしやすい業界です。
一度、辞めて美容師をまたやろうと思った人も少なくないので選択の一つとして考えてもよいのではないでしょうか。
転職の時に知っておきたい面接テクニック
面接官が何を基準に採用を選ぶのか。
どんな質問をされるかを知っておく
採用基準としては簡単に言ってしまえば。
利益を上げてくれる人と人間関係に難がない人が最低条件になるはずです。
これ以外の基準はオーナーの方針や好みで変わります。
オーナーの考えていること
どんな人なのか?
どのように貢献できる人なのか?
道徳心のある人なのか?
ルールを守ってくれる人なのか?
業務をするにあたって必要な能力をもっているか?
人とのコミュニケーションを上手くとってくれる人なのか?
を考えながら採用を判断していきます。
面接官の思考を考えるだけでも答えがでてきてしまいそうです。
服装選び
服装のNGとして
ダメージのある服
露出が多い服
サイズ感があってないもの(ゆとりがありすぎる、タイトすぎる)
柄が多い服
過度なアクセサリー
ヘアスタイルも適当なものはダメです
お客様があなたみたいにしてほしいといってもらえる美容師が働いてもらうには理想的です。
しっかりセットして撮影の時のように気合を入れてヘアセットをしてください。
よくある質問
この会社でどうなりたいですか?
入社への意欲や長く働いてくれるかを確認しています。
答えは思っていることを伝えてたら良いと思いますが、会社にとってプラスになるような想像をさせられる答えを用意するといいでしょう
長所や短所は?
長所と短所を知る事で会社でどう活かせるかを判断することができます。
長所を知る事で、どのようにプラスになるのか。
短所を改善してあげられるのか。
答え方としては、どちらも正直に答えることがオススメです。
答えるポイントとしては
長所であれば、過去の出来事をまぜながら貢献できそうな事を伝えられると良いです。
短所では、自分の課題を理解できていること、またその課題を改善しようと努力していることをアピールしてください。
前職の退職理由は?
前職の履歴を知る事で会社を選んだ基準やどの程度の期間を働く目安にしているのかを知る事ができます。
重要なのは過去に退職した理由によっては、再就職しても希望を叶えてあげられない可能性があるので把握しておきたいです。
正直に答えるに越したことはないのですが、あまりにも採用に影響するような内容であれば、伏せておくことも必要です。
あまり悪い印象になる答えは避けましょう。
面接でのNG行動
給与や待遇面について質問をし過ぎない
給与面は生活にかかってくるのでとても重要だと思いますが、多く聞きすぎると嫌がられます。
重要な事を三つ程度に絞って聞くとよいでしょう。
基本給やボーナスはいくら貰えるか。
昇給はいつどの程度が期待できるのか。
その他福利厚生や手当の支給はあるか。
などです。
事前にわかる質問は調査不足
ホームページ等ネットで得られる情報はとても多いです。
会社の理念や方針、教育などについてや大まかな規模などもネットを駆使すればわかることがほとんどです。
調べればわかるような質問は印象が悪くなります。
例えば、御社の理念はなんですか?
教育はどのように行ってますか?
社員の数はどれくらいですか?
こういった質問はしない方がいいでしょう。
【美容師の悩み解決特集】終わりに
美容師さんに注目度の高い記事を3つ紹介させて頂きました。
どの悩みも同じ仕事をしていて共感できることが多いです。
美容師の仕事はとても苦労が多いと思いますが、やりがいのある素晴らしい仕事でもあります。
色んな悩みと向き合いながら、一緒に頑張っていきましょう。
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