【ヘアカットで失敗!】美容室で思い通りにならない時の4つの対策

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カットで失敗ばかりされる

美容室、担当者に満足のいく結果にならない方

美容室でヘアカットをしてもらったけど思い通りのスタイルになれない

終わってみたら、イメージとは全然違っていた。

どうしたら要望どおりになるのだろうと悩んではいないですか。

このような結果になってしまうのにはいくつかの原因があります。

その答えは、上手く伝わっていない事や担当者の能力不足です。

この記事ではヘアスタイルの要望を正確に伝えていくコツや担当者が合わない時の対策について詳しく解説していきたいと思います。

自己紹介します。

私は美容師として18年以上働いている美容師です。

今まで数多くのお客様を担当させてもらっています。

美容師の育成にも多く関わってきてお客様のヘアスタイルに対する不満になる原因もたくさん解決してきました。

この経験からヘアスタイルの要望が叶わない時に解決できた方法をご紹介していきます。

この記事でわかること
  • ヘアスタイルが要望どおりにならない原因
  • ヘアスタイルの要望を叶えるための対策
  • 失敗になった後の対処方法
目次

100%の再現を期待しすぎない

まず前提として、期待していた要望にならない原因では解決できる事とできない事があります。

原因と対策をお伝える前に、是非知っておいてほしい事は要望のスタイルの再現がどの程度までできるのかは個人差があることです。

能力が非常に高く、人気があって同業の美容師からも尊敬されるような美容師がいます。

こんな人なら、絶対に失敗しないし期待以上の満足ができるはずと思うのですが、実際のところはそうとは限りません。

経験のある美容師でも得意、不得意は必ずあります。

インスタやヘアカタログで後悔している写真や動画は加工が入ります。

理想的な状態の髪質やモデルを厳選してよりよく見えるように工夫しています。

技術力は確かにあっても写真を見せて要望を正確に伝えられたのに思い通りにならない理由は、髪質の状態が違うことや首の長さや頭の形、スタイリングや仕上げの状態が写真などの見本と現実と離れるからです。

美容師が写真を見てあくまで参考にできるのはヘアスタイルの形・頭に対しての長さやバランスです。

綺麗なバランスとは人により、異なるものなので写真などの見本通りではありません。

髪質が違う場合も思ったスタイルと違くなる原因になります。

直毛とクセのある毛質では同じ長さとデザインでカットした場合でも仕上がりは大きく違ってきます。

ほとんどの担当者が最初のカウンセリングの時に要望のスタイルにしたくても、希望どうりにならないと話をしてくるかもしれません。

会話の中には否定的に感じる事が含まれてしまうかもしれません。

過度に期待させたくない、嫌な思いをさせたくないという気持ちからなのでカウンセリングで嫌な思いをした経験がある方もいるかもしれませんが失敗をしない為の心遣いだと思ってください。

カットで失敗になる原因

ヘアカットが思い通りにならない原因を大きく分けると二つです。

要望が正確に伝わっていない事と担当の美容師の能力に問題があります。

要望が伝わっていない状態をなるべく無くすことで、希望が再現されやすくなります。

ですが、伝える事は思っているよりも難しいものです。

要望を伝えるにも少しだけのコツはありますので後に紹介していきます。

美容師の能力問題とは、担当者が要望どうりにできる技術が備わっていない場合です。

私たちはお客様を選ぶことは当然できませんが、お客様は担当者を選ぶことができます。

自分の要望にあった担当者を選ぶことで要望は叶いやすくなります。

必要であれば担当者の変更も視野にいれておくといいでしょう。

それぞれ詳しく解説していきます。

スタイルの認識を合わせる

言葉のズレ

カウンセリングで要望を伝える時には言葉が必要です。

そこで希望を伝えた時に必ず起きてしまうのが、言葉のズレです。

要望や希望がズレてしまうのは、まずヘアカットに用いる用語のズレがある可能性が考えられます。

例えばスタイルに段を入れる場合、グラデーションやレイヤーを入れる選択をしますが。

どの程度の段を入れるかによって選択が違ってきます。

そもそも、グラデーションやレイヤーなどはどんなスタイルを指すのか?

この認識が間違っているだけでも、仕上がりはかなり変わってしまいます。

美容師もそれを踏まえたカウンセリングをしているとは思いますが、言葉だけで認識を合わせるのはとても難しく。

正確なやり取りをするには、伝える側も聞く側もかなりのテクニックが必要になってしまいます。

イメージのズレ

言葉を伝えることで相手に地図や図形を書いてもらうといったゲームをされたことはありませんか。

このゲームは相手にどれだけ言葉だけで正確な絵、地図や図形を相手に書いてもらえるか。

正解できるかを楽しむゲームです。

このゲームの難しいところは言葉だけで、正確に伝えなくてはいけない事です。

カウンセリングの時の美容師の頭の中はこのゲームの時の感覚にとてもよく似ています。

お客様の言葉からスタイルを連想してどういったスタイルに仕上げてほしいのかを頭の中で想像しています

このゲームはチャレンジしてみるとわかりますが、意外と難しくなかなか正確に相手の言葉を捉えて正確な地図や図形をかける人はほとんどいません。

ヘアスタイルはより複雑な言葉や表現をする為、言葉でイメージを伝えるのはとても難しくなります。

スタイリストに上手くイメージが伝わらないのは、言葉でイメージを伝える難易度がそ高すぎるからとも考えられます。

認識しているスタイルの違い、求める長さの感覚のズレ

言葉のズレに似ていますがお互いが認識しているヘアスタイルが違う可能性が考えられます。

ヘアースタイルの要望を受けるときに

ショートでお願いします!!!

となる場合

ショートの長さとはどの長さなのでしょうか?

女性の場合で肩につかないぐらいならショートのイメージされる方もいると思います。

耳がハッキリと出るぐらいの長さでないとショートと感じる方もいます。

この二つのスタイルには長さで最大で約7〜8cm以上の差がつくこともあります。

これだけの差があればスタイルも全然違ってくるくるため、スタイルが正確に伝わってるとは言えません。

今、近くに友人がいれば

5cmってどれくらい?

と聞いて、比べてみてください。

1cm・3cm・5cm・10cmの感覚は人によって違います

特に長さが長くなるほど人の感覚というのはずれやすくなるためイメージにも差がでます。

5cm切ってほしいと伝えたけど、思ったより短くならなかった場合や長かったのであれば、長さの感覚がズレている事が考えられます。

長さの感覚は言葉でだけでなく、指や手などを使い目視で確認し合えると正確に伝わりやすくなります。

要望を正しく伝えるには、会話だけで終わらせるのではなくイメージで伝えられるか、身振り手振りを使ってお互いにイメージを共有し合う事ができるかが正確に伝達する条件といえます。

美容師の技術不足 

美容師の技術の不足でとてもわかりやすいのは、要望の長さが全然違う場合と左右で非対称な場合です。

他にも思うところはあるかもしれませんが意図した技術として行っている可能性があるため、それが必ずしも美容師の技術不足とははっきり言うことができません。

美容師は自分の技術を提案する場合、事前に確認を取るべきだとは思いますが経験がある人ほど、このようにしたら満足してくれると思いこんで技術の提供をすることがあります。

カウンセリングも技術と言えばそうなのですが、ここではカットに技術に対する内容をお伝えしていきます。

カットする長さのズレ

美容師はカウンセリングの時に長さは慎重にやりとりすると思いますが、一度カットしてしまうと戻すことができないため基本的には長く残そうとする傾向があります。

この場合は再度切り直しをお願いすれば問題ありません。

切りすぎた場合は美容師の技術に不安を感じます。

髪のクセに合わせてカットできていない。

切った後の長さが想像できなかったため、切りすぎてしまっている。

この場合、美容師の経験不足による可能性が高いです。

カットの経験が少ない美容師を何人も育ててきましたが、経験が浅い人ほど。

切りすぎのクレームが多いです。

バッサリとイメージを変える場合などは特に、仕上がりの長さを確認しておきましょう。

左右非対称

左右が対称に切れていないのもよく頂くクレームの一つです。

もちろん美容師の技術不足です。

左右で同じように切ることは確かに意外と難しいのですが、それでも必ず何度も確認しなくてはいけないのが左右の長さの確認です。

経験のある美容師でも慎重に確認するところです。

クセが強くでる箇所を切る場合はクセを活かした状態(自然な状態)に合わせる時は、左右で長さを変えている場合があるので注意してください。

これは意図しているものです。

左右を伸ばした状態で合わせているのに合わないのであれば、技術と経験不足が原因になっている可能性が高いと思われます。

失敗にならない4つの対策方法

ヘアスタイルがイメージ通りにならない時の原因として認識のズレと美容師の技術不足を紹介していきました。

ここまでを踏まえて、要望を叶えやすくするための対策について紹介していきたいと思います。

写真による認識合わせ

イメージのズレや言葉のズレをなくすためには、美容師とお客様でなるべく同じイメージになってなくてはいけません。

そこで最も簡単な方法は写真を見せることです。

写真によって100%再現されることは無いとも伝えましたがそれでも、最もお互いのギャップをなくせる方法は画像です。

写真によって伝わりづらいところは言葉で補足が必要ですが、まずは写真を使ってお客様とスタイリストで認識を合わせるようにしてみてください。

写真を使った伝え方でより伝わりやすくする方法は、写真のスタイルの中でどのポイントが気に入っているのかを伝えておくことです。

お客様の要望の優先度が明確になるので、仕上がりもイメージに近づいてグッとよくなると思います。

何度か担当者を変えないでみる

やってしまいがちなのは、担当者を一度で変えてしまうことです。

どんなに経験あるスタイリストでも一度でお客様の要望や汲み取ることや頭の形に合わせた技術を行うのはとても難しいです。

何度か担当させていただくとお客様の伝えたい要望などがスタイリストも徐々に理解できるようになります。

ヘアスタイルがイメージ通りにならなくて担当者を変えてみたいという気持ちがあったとしても、同じ担当者にヘアスタイルを任せてみるのも失敗を減らせる可能性があります。

一度で諦めずに何度か同じ担当者で要望を伝えてみて試すのも、一つの手だと思います。

事前に要望を決めておく 

自分に似合うスタイルを提案してほしいので、美容師に全てお任せしたいというのも失敗につながりやすいです。

ヘアスタイルの要望が広すぎる場合やヘアスタイルが定まっていない場合では、なんとなくでカットが始まってしまう可能性があります。

相談をすること自体はもちろんいいと思いますが、全てお任せでなくある程度の好みやスタイルを決まっている方が美容師を迷わずにカットする事ができます。

一つでも要望があれば美容師に伝えて全てを美容師に任せないようにしてみましょう。

担当者の変更

先ほど担当は変えないといいましたが、担当者の変更で失敗しなくなる場合もあります。

それは、経験が浅すぎて技術不足の場合やスタイルの好みが合わない場合です。

何度か担当してもらったが一向に要望通りにならないなら、好みが合っていないか要望に答える技術を提供できない美容師である可能性が高いです

その時は担当者を変える選択はオススメです。

ヘアカットで失敗後のお直し対応

失敗しない対策をお話してきましたが、それでも失敗してしまった場合は来店した美容室にお直しの連絡を検討しましょう。

基本的には1週間ぐらいは切り直しなどの対応をしてくれるお店が多いです。

あくまで一週間というのはお店によって違うと思うので必ず事前に確認は行ってください。

一週間以内にしてる理由としては、髪は伸びるためカットし終わった後の状態が確認できなくなるからです。

カット後の状態がわからないと原因や改善方法を提案するのも難しくなってくるので、なるべく早い段階でないと対応してもらえないです。

お店で決まっている基準の期間を超えた場合は料金は発生しての対応になりますのでご注意ください。

カットで失敗した時の返金対応

お直しを希望しない場合や直せないとお客様が判断しても、返金の対応は基本的にはおこないません。

私の知る限り全てのお直しは、直しの提案をさせて下さいとお願いします。

むやみに返金をしないのは、その方がお店とお客様にとって一番良い対応だと思うからです。

失敗して挽回しないようなら責任感が感じられる対応だとは思いません。

返金の対応は簡単に済んでしまうので、謝罪が合っても誠意を見せるには足りないと思っています。

次回に同じことがないようにお直しで改善方法を見つける方が、美容師の技術向上にも繋がります。

お客様との信頼も失わないように、お直しを前提に対応するお店が多いです。

切り直しできない時の対応

切りすぎた場合はお直しが不可能な場合があります。

直すのに期間が必要になりますが、どの程度の期間を待てばよいのかは必要な長さによります。

髪は一か月に1cmぐらいが平均的と言われています。

男性よりも女性の方が伸びるのは早いので女性は平均よりも早く伸びる可能性があります。

性別だけでなく、個人によっても伸びる長さは違うのであくまで目安だと覚えておいてください。

3cm足りなければ3か月くらい。

5cm足りなければ5か月になります。

この対応はお店によっても違いますがの、事前に来店したお店に確認してください。

私が勤めていたことがあるお店では、要望の長さになるまでの期間まではお直しを無料でお受けしていました。

美容室で思い通りにならない時の4つの対策のまとめ

美容室でヘアスタイルが思い通りにならないのは色んな原因が考えられます。

美容師の技術や確認が足りないケースも多くありますし、要望に合わせてカットをすると別の問題がでる可能性があるので受け入れるのが難しい時だってあります。

美容師はお客様の要望を少しでも実現できるように努力しなくてはいけないですし、お客様にも日ごろのスタイリングで協力してもらわないとできないことだってあります。

理想のヘアスタイルに近づくために、一番いい方法は美容師とお客様が相談しながら日々チャレンジしていくことだと感じる事があります。

一年間で何度も足を運ぶのが美容室だからこそ、失敗したくない事もあるとおもいますが、美容師と一緒に相談をしながら色々と試してみるのもいかがでしょうか。

要望を叶える為に、指名をするのもいいと思います。

美容師を指名するメリットとデメリットを解説している記事もあるので是非読んでみてください。

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