【カット前にスタイリング剤はOK?】髪を切る前に気を付ける事は?

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カット専門店に行く前にこう悩んだことはないですか?

スタイリング剤は付いていても大丈夫かな?

髪を結んでたり、帽子を被っていても平気なのかな?

NGな服装はあるのかな?

スタイリング剤がついているせいで断られることはないだろうかなど、今までカット専門店を利用したことがない方からすれば気になりますよね。

カット専門店に行くときにどちらにも良い状態ががどうなのかを美容師の目線にになってしまいますが記事にしようと思います。

私は美容師として18年以上働いています。

年間で4000人以上、担当する事もあります。

その中で感じる事を正直に答えます。

お客様が来店してお断りするような状況はカット専門店でもほとんどありません。

ですが、髪の状態などによっては仕上がりをベストにできるかは難しいこともあります。

この記事をみて来店してくるお客様に気にかけて欲しいというメッセージではないのですが。

意外とお客様の方から気にしてくれているようなので、質問される事は多いです。

この記事をみてくれた方の気持ちが少しでもスッキリすればいいなと思います。

この記事でわかる事
  • 美容室に行く前のベストな身だしなみ
  • カットする時の姿勢などは仕上がりに影響するのか
目次

カットをする時にベストな状態

先ずはカット専門店に行く際のベストな状態とは

正直なところスタイリング剤はついていない方がいい。

結び跡や帽子を被って出来たクセは付いていない方がいい。

フード付きの服やタートルネックなどの首元が隠れる、厚みがでる服でないほうがいい。

他にもカットする際の姿勢も重要になります。

姿勢は真っ直ぐな状態で、正しい姿勢で座ってもらうのが理想です。

顔の向きなども意外と重要で、正面を向いてもらうのが基本的にはいいです。

どちらも左右を対象に揃える意味でとても大切になります。

左右を綺麗に合わせる為にもベストな状態でカットできるようにしていきます。

カットに影響のでる身だしなみ

カットに影響のでる身だしなみですが、より詳しく解説していきます。

マスク

今では当たり前になっているマスクですが。

マスクで隠れてしまっている顎の位置やマスクの紐で隠れてしまう、もみあげや耳周りのカットをするときは外して確認できるほうが良いです。

感染予防などもかねているマスクですので、口だけは塞ぐなどの工夫は必要ですが、綺麗にカットをするのに一時的に外すことも必要になります。

スタイルによっては必要でない状況もありますので、スタイリストと相談されると良いです。

スタイリング剤

スタイリング剤はシャンプーで洗い流せれば付いていても大丈夫です。

カット専門店などはシャンプー台がなく、洗い流せないので付けずにいた方が良いです。

カットをする時にスタイリング剤が付いているとクシが通らなくなるため、綺麗に長さを揃えることができなくなります。

また、梳いた箇所の毛が落ちなくなるので、梳きムラにもなる。

コームの絡まりで左右の長さが合わなくなる可能性がでてしまいます。

こればかりは技術ではカバーすることが出来ないので、シャンプーのある美容室では必ず先にスタイリング剤を落とします。

シャンプー台の無いカット専門店ではなるべくスタイリング剤は付けていかないようにするほうがいいです。

結びあと

結びあとはスタイリング剤と同様に一度髪を完全に濡らさないと結び跡をとることができません。

カット専門店の中にはドライヤーを使わないお店もあるので、髪を濡らしてリセットする事ができないお店も多いです

総合サロンであれば、シャンプーがあるのでもちろんドライヤーも必ずありますので問題はないでしょう。

カット専門店を利用したい方や、美容室で髪を洗いたくないという方は髪を結ぶなどして来店しないことをオススメします。

帽子

帽子を被るのもなるべく避けましょう。

髪を結ぶのと同じく、濡らさないととれないクセが付きます。

クセが付きやすい長さなどであれば、カットの仕上がりに影響します。

髪の生え際や根元を潰してしまうような被り物は来店前には被らない方がいいでしょう。

タートルネック

冬場に多いですが、タートルネックで襟足が隠れてしまうとショートスタイルに影響がでる可能性があります。

スタイルにもよるので必ずではないですが、特にショートのスタイルには気をつけましょう。

タートルネックは、折り返したとしても厚みがでてしまいます。

要望の長さによっては綺麗に切り揃えられなくなる可能性があります。

経験が豊富な美容師であれば色々と工夫できますが、誰が担当になるかわからないカット専門店ではなるべく着用を避けた方が無難です。

フードのある衣服

フードのある洋服もタートルネックと同じように首元に厚みがでるので長さを綺麗に切り揃えられなくなる可能性があります。

そのため、首元や首の周りなどに厚みが出ないような服装にした方が綺麗にカットしてもらえるようになります。

髪を切りに行くときはなるべく薄手の服を着ていくようにしましょう。

湿布、絆創膏

多いケースでは無いですが、カットする箇所に湿布や絆創膏や医療テープなどをしている。

湿布や絆創膏や医療テープをしていると髪が絡まって、カットする事が出来なくなります。

また、切り残しの原因にもなります。

顔周り・襟足・もみあげ付近などは産毛などもあるので、カットするときには貼っていかないように気をつけていきましょう。

カットに影響のある姿勢

みだしなみ以外でもカットへの悪影響がでる可能性がある、姿勢についても紹介しておきます。

カットをするときに姿勢はとても重要です。

真っ直ぐに長さを揃える為に、肩や頭部などが曲がっていないかをよく確認してカットは行います。

体が正面を向いていることが前提で切り進めるため、この土台がズレてしまうと左右の長さがズレていきます。

美容師は常に、頭の角度や姿勢は注意を払いながらカットはしていますが。

髪を切るのに毛先から目をずっと外しているわけにもいかないので、体が曲がっていないかずっと気にしていることもできません。

お客様からすると盲点だと思いますが、こんな時は注意が必要です。

左右のどちらかに偏る。

カット中に、スタイルを常に確認する(顔が動かなければ大丈夫)

ずっと下を向いている。

自然にやってしまいがちな行動ですし、切りやすいように気にしてくれている結果でそうなってしまった場合もあります。

自然と真っ直ぐに座って頂いている状態が基本的にはいいと思います。

切り方の指定

切り方の指定はオススメできません。

同じスタイルでも美容師の育った環境によって、プロセスが違うからです。

カウンセリングの際に希望のスタイルのイメージは伝えて、その手順は指定しないようにしましょう。

不慣れな切り方になって希望通りにならなくなる可能性が高くなってしまいます。

まとめ

カットの仕上がりに影響がでてしまう可能性がある事をまとめました。

この記事で、もしかすると不快に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

仕上がりが悪かったのは、お客様が原因と思っているということでは決してありません。

美容師はどんな状態でもベストを尽くすのが正しい姿勢だと思います。

ただ、工夫という言葉ではカバーできないことがあるのも確かです。

お客様に満足してお帰りして頂く為にベストな技術を提供したいと思っています。

その為には理想が実現可能な状態でカットをしたいというのが正直なところです。

自分自身、サービスを受ける時に、ある事を考えます。

どうしたらサービスをベストな状態で受ける事が出来るか?

そうすることで、自分にとっても良い気持ちでサービスを受ける事に繋がります。

ヘアスタイルを作る事はお客様と美容師の共同作業だと考えています。

冒頭にもあった通り、カットをしにくいかを気にかけてくれているお客様には本当に感謝しています。

この記事が少しでも参考になれば良いと思います。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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